毎朝のひげのお手入れ、本当に面倒ですよね。

通勤前、起床から自宅を出るまでの5分間はとても貴重です。

また、カミソリ負けや青ひげに悩んでいる人も大勢いるでしょう。

そんなお悩みを解消できるのが、ひげ脱毛です。

今回は初心者に向けて、脱毛時の注意点を中心に、ひげ脱毛の基礎的な知識を解説していきます。

ひげ脱毛のメリット

さて、ひげ脱毛のメリットには一体どのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、ひげ脱毛のメリットについて3つ紹介します。

・時間を節約できる

上でも書いたとおり、毎日の貴重な5分間をロスし続けるのは、とてももったいないです。

例え小間切れの時間であっても、積み重なれば膨大な時間になってしまいます。

1日5分のペースで時間を消費した場合、1か月で約150分、一年で30時間もムダにしてしまうのです。

10年間、20年間と時間をムダにし続けるのは、人生にとって大きなマイナスとなるでしょう。

・お金の節約になる

毛抜きでひげの処理をしている人は別として、多くの人がT字ひげ剃りや電気シェーバーを用いてひげのお手入れをしています。

この場合、T字ひげ剃りを使えば、替え刃やシェービングフォームの費用が必要です。

また、電気シェーバーは買い替えが必要だったり、メンテナンスを要します。

いずれにせよ、生涯にわたってお金を失い続けることになるのです。

・清潔感が出る

ひげ脱毛をすれば、不潔感が漂うカミソリ負けや青ひげ、肌荒れと言った問題を解消できます。

さらに、清潔感を獲得することで、ビジネスシーンや恋愛においてライバルよりも一歩先を行くことができるのです。

ひげ脱毛ってどこでできるの?

ひげ脱毛はどこですればいいのでしょうか?

それは、エステサロンやクリニックです。

それぞれ施術方法や脱毛効果が異なるので、それらについて解説していきます。

・エステサロンってどんなところ?

エステサロンで行っているのは、フラッシュ脱毛です。

フラッシュ脱毛では、特殊な光を照射して毛を弱らせる方法をとります。

肌へのダメージが少ないというメリットがある反面、脱毛効果が貧弱なのが特徴です。

・クリニックってどんなところ?

クリニックでは、レーザー脱毛が受けられます。

レーザー脱毛は、その名のとおり高出力のレーザーを用いて毛根を破壊する脱毛方法です。

脱毛効果は抜群で、一度施術が完了すれば半永久的に毛が生えてきません。

一般的に『永久脱毛』と言った場合、レーザー脱毛の方を意味します。

なお、この脱毛方法は毛根を破壊するため『医療行為』とみなされ、エステサロンでは施術してもらえないので注意しましょう。

ツルツルのお肌を手に入れられるのはクリニックだけ!

エステサロンとクリニック、両者の違いについて解説しました。

ひげの無いツルツルのお肌を手に入れたいなら、クリニックに通うのがベストな選択肢となります。

ただ、ひげ脱毛には様々な注意点が存在するのも事実です。

ここからは、ひげ脱毛における注意点を解説していきます。

ひげ脱毛の注意点9つ!

さて、ひげ脱毛をする場合の注意点には、どういったものがあるのでしょうか。

注意点の中でも、特に抑えておきたいものを9つにまとめたので、参考にしてください。

・肌荒れや肌の腫れ

多く人が感じる肌トラブルが、肌荒れや肌の腫れです。

この症状が出ると、肌がヒリヒリしたり、かゆみや赤みが生じます。

これらの症状は、2~3日で治癒することが多いです。

予防のためにも、施術が終わり自宅に戻った際は、保冷剤や濡れタオルを当てるなどして肌をケアしましょう。

・毛嚢炎

毛嚢炎とは、毛包に炎症が起きた状態のことを言います。

黄色ブドウ球菌、またはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌が、毛穴に入ることで発症する細菌感染症です。

ひげ脱毛の場合、毛根部にレーザーによる熱が加わるため、発症しやすくなります。

見た目がニキビと似ていることから、勘違いしてニキビ薬を塗るケースがありますが、全く効果がないので注意が必要です。

主な症状は、皮膚の表面や内部が化膿して、赤色や白色の吹き出物のような発疹が発生します。

かゆみと痛みが伴いますが、それ以外の症状は、ほとんどみられません。

症状が軽度の場合は病院に行く必要はありませんが、かゆみや痛みがある場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。

なお、脱毛箇所を拭くタオルは必ず清潔なものを用意し、強い力で拭かないようにしてください。

・泥棒ひげ

脱毛の施術を受けてから、以前よりもひげが濃くなってしまう状態のことを、俗に泥棒ひげと言います。

これはレーザーを照射した際に毛が炭化することで起きる現象で、ひげが膨張した結果、あたかも濃くなったように見えてしまうのです。

ひげが濃くなるのは一時的な症状で、個人差があるものの、1週間~2週間ほどでひげがボロボロと抜け落ちていきます。

泥棒ひげの状態を少しでも早く終わらせるには、

・脱毛中は、肌を清潔に保つ。

・ローズマリー葉エキスや、アロエエキスといった抗炎症成分を含んだコスメを使う。

・化粧水や乳液などの美容薬を使い、保湿を徹底する。

などの方法を試してください。

自分にあった対処法を用いて、しっかりケアしていきましょう。

・硬毛化、増毛化

硬毛化や増毛化は、脱毛時のレーザー照射によって、施術前よりも毛が固くなったり、増えたりすることを言います。

残念なことに、硬毛化と増毛化は原因が解明されていないため、予防法や改善方法がありません。

ですが、脱毛回数を重ねることで着実に毛は抜け落ちていくため、心配しなくても大丈夫です。

もし、心配なようだったらカウンセリングを受けましょう。

・飲酒と運動、入浴は禁止

飲酒や運動、入浴は血行を促進することから、脱毛箇所の赤みやかゆみが酷くなってしまう可能性があります。

また、脱毛の施術を受けた日はぬるめのシャワーを浴びる程度にして、湯船に浸かるのは控えましょう。

さらに、体を拭く時に施術箇所を、ゴシゴシと強く拭き過ぎないように気を付けてください。

・火傷、熱傷、皮膚障害など怪我のリスク

医療脱毛で特に気をつけたいのが、高出力のレーザーによって生じる、火傷や熱傷、皮膚障害などの怪我のリスクです。。

国民生活センターの資料によると、2012年以降の約5年間にわたりレーザー脱毛で火傷などの危害を受けたという相談が300件近く寄せられています。

このような事態を避けるためには、施術を受けるクリニックを決める際に情報収集を徹底したり、ちょっとした疑問でも遠慮なく質問することが大切です。

実は医療美容サービスの従事者は、被施術者に対して施術に関する注意事項を、丁寧かつ十分に説明する義務を負っています。

わからないことはどんどん聞いて、安心してサービスを受けられるようにしてください。

また、万が一火傷などのトラブルが発生した時は、速やかに医療機関を受診して適切な処置をしてもらいましょう。

そして、できるだけ早期に、最寄りの消費者生活センターに相談してください。

消費者ホットラインの電話番号は『188』で、全国共通です。

さらに、全国の医療安全支援センターでも相談を受け付けています。

また、広告に問題があると判断される場合は、保健所に連絡しましょう。

国民生活センターURL:http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170511_1.pdf

・白髪ひげの人は受けられない

ひげが白髪になっている人は、レーザー脱毛を受けることができません。

なぜならレーザー脱毛は、レーザーを毛のメラニン色素に反応させて照射し、これを破壊する脱毛方法だからです。

ひげが白髪の場合は、メラニン色素がないためレーザーが反応しません。

このような場合は、ニードル脱毛や医療絶縁脱毛で問題を解決できます。

施術自体は問題なく受けられますが、比較的痛みが強く料金が割高なのが難点です、

・二度とヒゲが生えてこなくなる

レーザー脱毛をした場合、毛根が破壊されてしまうことから、以前のようにヒゲが生えてくることはありません。

ヒゲをたくわえてお洒落をしたくなっても、やり直しがきかないのがレーザー脱毛の注意点です。

顔全体の脱毛だけでなく、部分的な脱毛も可能なので、残す部分と脱毛する部分をよく吟味してから施術してもらいましょう。

まとめ

ひげ脱毛の基礎知識と、脱毛時における注意点を解説してきました。

時間的なメリットや経済的なメリットを享受できる反面、たくさんの注意事項があります。

しかしながら、これらの注意点にしっかり配慮していれば、ひげ脱毛は決して怖いものではありません。

どこのクリニックでもカウンセリングは基本的に無料で受け付けているので、まずは相談するところから始めてみてはいかがでしょうか?