節約しても涼しく!お金をかけずに暑さをしのぐ方法
お金をかけずに涼みたいとき、図書館やスーパーなどの施設を利用する人も多いのではないでしょうか?
しかし、毎日行くわけにもいきません。
そこで、今回はお金をかけずにお家でも涼しく過ごせる方法をお教えします。簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
Contents
お金をかけずに体を冷やす方法
お金をかけずに暑さをしのぐには、「体を冷やす」「感覚的に涼しくする」「効率よく冷房を使うこと」がポイントです。
まずは、体を冷やす方法から解説していきます。
<保冷剤で冷やす>
ケーキ店などでもらえる保冷剤を、ハンカチやタオルなどで包んで身体にあてて冷やしましょう。水を入れて凍らせたペットボトルや、氷ぶくろでも代用できます。
あてる場所は、首やわき、太ももの付け根など太い血管があるところがおすすめです。血管を冷やせば、体温が下がるため体を冷やすことができます。
<汗を流す>
汗をかいたときは、冷たいシャワーで汗を流すのがベストです。
体は体温調節のために汗をかき、汗を蒸発させることで体温を下げているのですが、湿度が高いと、汗を蒸発させることができずに不快な暑さを感じます。
そのため、汗を流せば感覚的に暑さがやわらぎ、体感温度が下がるのです。
汗拭きシートや、濡れタオルで体を拭くだけでも同じような効果があります。
<旬の野菜や果物を食べる>
なすやスイカなど夏に旬を迎える野菜や果物は、「体を冷やす」と言われています。これは東洋医学の考え方によるもので、食べれば体温が下がるわけではありません。
しかし、旬の野菜や果物を食べることにはメリットがたくさんあるのです。
夏が旬の野菜や果物には、以下のような栄養素が含まれています。
◇カリウム(水分や血圧を調整し、むくみ予防・利尿作用がある)…きゅうり、なす、スイカなど
◇ビタミン(日焼けした肌を修復する、疲労回復効果がある)…パプリカ、ピーマン、トマト、パイナップルなど
このように夏が旬の野菜や果物には、暑さに対応するために必要な栄養素が含まれているのです。夏バテ予防のためにも旬の食材を食べましょう。
暑さをしのぐには、体を冷やすことが一番効果的です。また、暑さに強い体を作ることも大事になります。
実は、暑さに対抗できる水分を体の中で最も持っているのは筋肉です。
そのため、筋肉量が低下すると夏バテや熱中症になりやすくなります。暑い夏は食欲がなくなりがちですが、しっかり食事をとって筋肉をキープしましょう。
お金をかけずに涼しくなる方法
涼しい気持ちになるだけならお金はかかりません。感覚的に涼しくなれる方法をお教えします。
<打ち水をする>
打ち水には、気化熱という作用があります。気化熱とは、液体が蒸発するときに周りの空気を奪って温度を下げる現象です。
朝と夕方に、庭やベランダに打ち水をすれば涼しくなります。なぜなら、外の気温が高くなく、水分の蒸発に時間がかかる朝と夕方が、打ち水のベストなタイミングだからです。
<すだれや日よけシェードを使う>
日差しは遮るけれど風は通す、すだれやシェードをうまく活用しましょう。インテリアとして、視覚的に涼しさを感じることができます。
また、日差しが遮られることで暑さをしのぐこともできるのです。植物で作るグリーンカーテンも同様の効果があります。
<風通しを良くする>
気温が高くても風速1m/sの風が吹くと、体感温度が1度下がると言われています。風が流れると人は涼しく感じるので、窓を開けて風通りを良くしましょう。
東西、南北など対角線上に2か所の窓を開けると、風が通りやすくなります。1か所しか窓がない場合は、ドアを開けたり、扇風機を使ったりすればOKです。扇風機を使う場合、開けた窓に向かって配置すると風通りが良くなります。
<青系インテリアにする>
青など寒色系の色は、赤など暖色に比べて視覚的に涼しく感じさせると言われています。目に付きやすい、大きな面積のインテリアを寒色に変えると、お部屋に清涼感が出るのです。
カーテンや、ソファーのカバー、クッションなどを、青や緑色に変えてみてください。また、ポスターや絵を飾って、青を取り入れるのも良いでしょう。さらに、オーガンジーなどの透ける素材も涼しさを演出します。
<い草・風鈴・ガラスの器を使う>
汗をかいてもべたつかない、い草を使ったラグやスリッパに変えると、触感的に涼しさを感じることができます。
古くから日本の夏の定番である風鈴を飾りましょう。聴覚(音)でも涼しさを感じてください。
簡単にできて、視覚的に涼しさを感じられるガラスの器。食事するときに使ったり、インテリアとして飾ったりすれば涼しい気持ちになれます。
<香りで涼しさを感じる>
嗅覚から涼しくする方法です。ミントやユーカリ、レモンなど、さわやかな香りをルームスプレーに使えば涼しい気分に。また、ハッカをお風呂に数滴たらせば、爽快な香りを楽しむことができます。
感覚的に判断する体感温度を下げれば、涼しいと感じることができるのです。
節約できる!効率よく部屋を冷やす方法
35度を超える猛暑には、エアコンが欠かせません。しかし、冷房を毎日長時間使うことは、家計にも体にもダメージを与えます。そこで、効率よくお部屋を冷やせる方法を知っておきましょう。
<掃除しておく>
エアコンのフィルターが目詰まりすると、冷却機能が低下し電気代がかかってしまうのです。さらに、カビやホコリなどが付着し、アレルギーを引き起こすことも…。月2回ほどフィルターを掃除するようにしてください。
また、室外機も掃除が必要です。室外機の周りに落ち葉などがあると、空気の流れが悪くなり電力効率が低下します。
掃除をきちんとしておけば、エアコンが効率よく機能するようになり、電気代を節約できるのです。
<先に暑い空気を出す>
帰宅してドアを開けた瞬間「部屋が暑い」と感じたことありませんか?そんなときに、室内の温度を下げようとエアコンを動かすと、電気代がかさむ原因になります。
まずは、部屋の暑い空気を追い出しましょう。窓をあけたり、換気扇を回したり、扇風機を使って空気を部屋の外に出します。
外の気温と室内の気温が同じくらいになったら、エアコンを入れてください。最初に部屋の空気を入れ替える方が、早く温度を下げられます。
<カーテン・ブラインドを閉めておく>
エアコンを効かせるためには、冷やされた空気が外に逃げないように対策が必要です。そこで、カーテンやブラインドを閉めてから、エアコンを使いましょう。カーテンやブラインドが、空気を閉じ込めるため効率よく冷却できるのです。
<湿度を調節する>
湿度が高いと、汗が蒸発しにくく不快な暑さを感じます。そこで、除湿をすると汗が蒸発して涼しく感じることができるのです。
部屋の湿度を調節して、65~75%にすると過ごしやすくなります。
除湿機がなくても、水を入れて凍らせたペットボトルを部屋に置いておけば良いです。容器の外側に付く水滴は、部屋の空気中の水分が冷やされたものです。つまり、(空気中の水分)気体を液体にする「凝縮」が起こることによって除湿になります。
<扇風機を使う>
エアコンに比べて電気代が安い扇風機。1時間の使用料金を比べてみると、エアコン(6畳タイプ355w)が約10円かかるのに対して、扇風機は約1円です。
また、扇風機を使う時に、霧吹きで身体に水をかけると気化熱の効果で涼しく感じます。この原理を利用した、水の粒子を飛ばすミストファン機能が付いた扇風機も販売されてるので参考にしてください。
そして、エアコンを使うときも扇風機やサーキュレーターを併用して使いましょう。エアコンの設定温度を1度下げるよりも、扇風機で風を流したほうが、電気代を抑えつつ効果よく部屋を冷やすことができるのです。
体に直接冷たい風をあてるのは、体調不良を引き起こします。扇風機は、部屋の空気が循環する場所に置いてください。
エアコンを使うと気になるのが電気代です。電気の契約プランを変更したり、電気会社を変えてみたり、電気代を安くする方法も考えてみましょう。
まとめ
お金をかけずに暑さをしのぐには、「体を冷やす」「感覚的に涼しくする」「効率よく冷房を使う」がポイントです。
保冷剤を使ったり、インテリアを変えたり、少しのアイデアで暑い夏も快適に過ごせます。また、エアコンも効率よく使えば電気代を節約できるのです。
お金をかけなくても、工夫すれば暑さをしのぐことができます。この記事を参考にして、節約しながら涼しく過ごしてくださいね。
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