クラウドソーシングで「泣き寝入りしなくて良かった!」と思ったとある事件についてお話します。
今年の12月で私がライターとして独立してまるっと2年が経ちます。
独立当初からお世話になっているクラウドソーシングですが、いい出会いもあれば反対に残念な出会いもあるのが事実です。(圧倒的にいい出会いの方が多いですが!)
最近は割と問題なくお仕事を受注していたのですが、ついこの前、「泣き寝入りしなくて良かった!」と思った『ある事件』が起こりました。
おそらくクラウドソーシングを利用されている方の中で、私と同じような経験をしたことがある人もいると思います。あるいはこれから経験するという人もいるでしょう。
そのような方たちが残念な結果になってしまうのを防ぐために、『ある事件』の経緯と対処法をご紹介していきます。
Contents
某大手メーカーの記事を執筆させてもらえることに!
ある時クラウドソーシングのメッセージボックスを見ていると、某大手メーカーのサイトに載せる記事を執筆しませんかという内容のスカウトが来ていました。
単価は1円ちょっとで、ジャンル的にも得意分野だったのでそのスカウトを受けることにしたのです。
自分の名前を公開できる記事ではありませんでしたが、そのメーカーの商品は普段から好んで購入していたので、ワクワクしながら受注したのを覚えています。
ただし某大手メーカーが直接仕事を依頼しているわけではなくて、メーカーから記事の執筆を依頼されているA社からの発注でした。
つまり、
『某大手メーカー→A社→りぴ』
この順番で仕事が流れて来るということです。
このタイプの仕事はクラウドソーシングの中にも結構あります。クライアントさんの上にクライアントさんがいるって感じの案件ですね。
今まではこのタイプでも問題なく仕事を完了していたのですが、今回はちょっとしたトラブルが起こってしまったのです。
「あれ?」と不審点に気付きながらもとりあえず進める
今回のお仕事の流れを簡単にまとめると、
- 指示書に従ってサマリーを作成
- サマリーのOKが出たら執筆開始
- 納品
- 修正
- 完成
という内容でした。
ところが頂いた指示書をもとにサマリーを書こうとしたところ、肝心な「テーマ」と「タイトル」が記載されていなかったのです。
しかし事前に「〇〇についての記事をお願いします」とメッセージでやり取りをしていましたし、タイトルをクライアントさんが決めますとの文言も書いてなかったので、私は事前にやり取りした内容に沿ってサマリーを作成しました。
そしてサマリーを提出してすぐに、
「すみません、こちらの不手際で指示書にタイトルを入れ忘れてしまいました。」
とクライアントさんからメッセージが来たのです。
さらに正しいタイトルが送られて来て、それに沿って「今日中に」サマリーを再提出してくれ、とのことでした。
内心「おいおい」と思いながらも、サマリーを書く前に質問しなかった私も悪いので、納期通りに提出をしてサマリーの件は終了。
でも指示書に抜けがあるということは、メーカーとA社のやり取りがスムーズにできていない証拠と考えられます。
今後も同じように私への連絡ミスがあったら色々な面で困るよな、と思いながらも、「某大手メーカーの記事」というのに釣られてそのまま作業を進めてしまいました。
記事を納品したら報酬なして契約キャンセルリクエストをされた
サマリーは多少の修正があったものの、私の書いたものと大きく変わってはいなかったので、ホッとして作業を進めました。
2,000文字で画像選定ありの仕事でしたが、ネットで調査をすれば難しくない内容だったので、問題なく納期通りに納品が完了。
納品してクライアントさんに報告しましたが、「受け取りました」の連絡がしばらくなかったのでなんとなくモヤモヤ。
でもこれも「あるある」なのでそのまま待っていると…
「申し訳ございませんが、書いて頂いた記事を使用できないので契約をキャンセルさせて頂きます」
とメッセージが来て、同時に契約キャンセルリクエストが送られて来たのです。
一緒に赤を入れたPDFが送られて来たのですが・・・
- 手書きのものをスキャンしたデータなので、文字がぐちゃぐちゃで読めない。
- クライアントさんに修正してもらったサマリーにさらに修正が入っている。(OK出たやつじゃないの?)
- 修正された「てにをは」の意味が違っている
- 農林水産省のデータなのに「間違ってる」と書かれている
などなど、「?」と感じる修正点ばかりでした。
そもそも納品→修正→完成という流れのはずです。
修正依頼をライターが反映させなかったり、コピペが発覚したら報酬は支払えないというルールは事前に聞いていましたが、修正なしでいきなり「ダメダメだからこんな記事にお金は払えませーん」なんて対処をされる可能性があるなんて書いてありませんでした。
泣き寝入りせず正当な理由を持ってクライアントさんに連絡
「そんなにマトが外れた記事だったかな」
と不安になり師匠に書いた記事を確認して頂いたのですが、記事的には特に問題はないそうです。(てにをはが全体的にダメ!と赤を入れられていたので不安になりました)
クライアントさんへ修正内容について色々と質問をしましたが、返信はなし。
これはもうキャンセルを受けるしかないのかなと思って一度は契約キャンセルをしたのですが…。
契約を打ち切られるほどヒドい文章を書いたわけではないのに、半ば一方的にキャンセルされるのはやっぱり納得がいきません。
そこで私は、
「コピペや修正拒否以外で途中キャンセルする場合があることがルールに書かれていないので、これはルール違反になるのではないでしょうか」
との内容で再度メッセージを送ってみました。(もちろん相手を責めすぎず、私も至らなくて申し訳ないですが〜という内容で)
すると翌日に、
「今回はルールに記載していなかったのでお支払いを致します」
と連絡がきて、無事に報酬を受け取ることができました!!
1記事何万円とか大きなお金ではないですが、それでも時間をかけて執筆した記事です。どの記事もそうですが、私なりに頑張ってクライアントさんに満足してもらえるような内容に仕上げています。
指示書はあっても、細かいズレや多少の認識の違いはどうしても出てくるものです。そこは修正を重ねることでクリアしていくものと思っているので、いきなりキャンセルされるのはやっぱり悲しい。
そこで正当な理由(私の場合はルールに記載されていなかったこと)があっても、ちゃんとクライアントさんに申し立てできずに泣き寝入りしてしまう人もいると思います。
でも!
正当な理由があるのなら、ダメもとでも一言連絡してみる姿勢は大事です。
確かにクライアントさんからお金をもらって仕事をしますが、「神」ではありません。人間ですから、間違いや思い込み、勘違いで対処をされる場合もあります。
なので、言われたことに全て従わなければいけないわけではないのです。
おかしい時は「おかしい」とちゃんと意思表示をしましょう。
ただし!
記事のクオリティや完成度がクライアントさんの求めるものとかけ離れているのが原因の場合もあります。
私の場合は師匠(プロ)がいて記事のクオリティが問題ではなかったことが判明したので、自信を持ってクライアントさんに連絡ができました。
このように修正ありのものが修正なしで打ち切り、みたいにされてしまった時は、書いた記事のクオリティを保証してくれる人がいると安心ですね。
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