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「バカだね、相変わらず、あんたも」

というのは、数年前にミニブログで知り合った自称「当時はまあまあ有名なエロサイトの管理人」である、通称、小夜。

「で、そこ以外で連絡取れる連絡先は聞いてなかったの?」

そう、ぼくはキミとの連絡のすべてを、あのミニブログに頼っていた。

その他の、例えばケータイのメールとか、流行のメッセンジャーアプリの連絡先を交換しておけば良かったのだが、なぜかお互いそれをしていなかった。

知ってしまうと、「それ」が切れたときのことを、僕は恐れていたのかも知れない。

あのミニブログであれば、一時的に現れなくなっても、そっとしていればいつかきっとまた話せる。

僕はそう思っていた。

そして、その時がやってきた。

「で、今はじゃあ全然音信不通になったわけだ」

別に心配するでもなく、おもしろがるわけでもなく、小夜は淡々と僕に状況を質問する。

「そう、3日前に、ほら」

そういって、ぼくはケータイのアプリでミニブログの画面を見せる。

『じゃあね、みんないままでありがとう。バイバイ』

と、キミの最後の投稿。

「メッセージは送ったの?」

「ああ。でも、返事は無い」

「アカウント消しちゃったわけじゃないよね、まだそれが見られるって事は」

「まあ、そうだ」

「あんたいつもそうやってさぁ」

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